2004年 はじめてのスウェーデン(その2)
カペラゴーデンがストックホルムから500キロ南にあるカルマルと言う街にあると言う事が分かり、一抹の不安と一緒に早速カルマル行きの電車に乗りました。
ストックホルム中央駅を出発して30分もしないうちに のどかな風景が広がってきます。
遠くに広がる針葉樹の森、車窓に沿って続く牧草地に民家がポツポツと。そんな風景がひたすら続く中、約5時間程で「カルマル」と言うスウェーデンの南東部スモーランド地方にある街に着きました。
カルマル中心街
早速、駅の切符売り場でカペラゴーデンについて聞いてみると「今回は」すんなり場所と行き方を教えて貰いました。
ただ一つ驚いたのはカペラゴーデンは「エーランド」と言う島にあると言う事。カルマルの横に島があるのは行きがけの電車の中で見た地図を見て知っていましたが、まさか自分が向かおうとしている場所だったとは思いもしませんでした。
ストックホルムにあるはずのカペラゴーデン。実は地方都市 しかも、島の中に・・・。
全ては情報不足(加えて勝手なイメージを抱く)の自分がいけないのですが、頭は混乱状態になっていた記憶があります。
街の外れの安いユースホステルを教えてもらい歩いて何とか辿り着いた時、慣れない事の連続で緊張していた一日の疲れと空腹が思い出したかのようにやってきます。
ユースホステルの前から見えた水辺の風景
近所にあるお店でパンとビールを買いホステルの庭のベンチに座り 長い時間考えていました。
「勢いでここまで来たのはいいけど、実際カペラゴーデンに足を運んで何をどう伝えればいいのだろうか・・・」
スウェーデンの素敵な景色はほとんど目に入らず、不安で不安でしかたがなかった。
エーランドはもう目の前・・・・。
続く。