2度の不合格とサマーコース参加。(その1)
2004年秋、見えない何かに背中を押され はじめてスウェーデンと言う国に足を運びました。そして、カペラゴーデンと言う手工芸学校に出会いました。
帰国後、自分の気持ちは固まっていました。「スウェーデンに行きたい!カペラゴーデンで学びたい!」・・・と。
まず、それまで4年間お世話になった家具工房を辞める事にしました。「受かったら辞める」と言う選択肢は親方に失礼だし 自分にも甘いと思ったからです。親方は心配しながらも快く受け入れてくれました。
カペラゴーデンの選考には願書と一緒に「自分が今までやってきた事(家具に限らず作品などの紹介)」と「作文(なぜ入学したいのか、入学して何がしたいのか)」を提出する必要があります。
当時、英語がほとんど話せなかった僕は 英会話学校に通いながら願書の準備を少しずつ始める事にしました。願書と一緒に提出する作品は今まで写真など取り貯めていなかったので、他の家具工房でアルバイトをしながら夜の時間に作品を作らせて頂きました。
その当時の事はあまり記憶にないのですが、2005年の春(願書締め切り)までの間、いくつかの品物と作文を仕上げ、郵送で願書を提出しました。
1ヶ月後に 送られて来た結果は 不合格でした・・・。
半年前、行って入学の意志を伝えれば入れると思い、それは叶わずとも願書を出せば入れる!と思った日々は易々と打ち砕かれました・・・。
今思えば さしたるキャリアも無く、付け焼き刃で提出した願書。合格が出来る訳は無いのですが、当時はただ悔しい気持ちで一杯でした。