あお。
今日の工房は気温35度越え。 (高知では40度に達したとの事、殺人的な暑さですねぇ・・・)
こうも暑いと当然ながら作業中、玉のような汗が 腕から額からしたたり落ちます。汗が目に入って痛いだけでも集中力を欠くのですが この季節、汗にまつわる煩わしい事がもう一つ・・・。
脚部、幕板のほぞ加工後の写真。黒っぽいシミが見えます。
加工の最中も汗は容赦なくしたたり落ち、もれなく材料にも汗が付きます。汗に含まれている鉄分などが木に反応して変色してしまうのです。(今回使っているサクラやナラの木などは特に出来やすい・・・。)
「あお」と呼ばれるこのようなシミ、鉋を掛ければ消えてなくなりますが決して歓迎されるものでは無く頭を悩ませる一つです。(消しゴムで消えると助かるのにな・・・)
そんな訳で「あお」を鉋で削り落とし、脚部を組み上げ 扉を調整し。 西日が射し込む夕方頃 ようやく形が見えてきました。
涼しい季節を待ちわびながらの猛暑の日、そんな今日でした。